お経本の解説– category –
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阿弥陀如来の救い|絶対の存在にたよりきれるという安心の人生を歩む
【阿弥陀如来への絶対の帰依からはじまる言葉】 帰命無量寿如来 南無不可思議光 無量寿如来に帰命し、不可思議光に南無したてまつる。 限りないいのちの仏さまに帰命し、思いはかることのできないひかりの仏さまに帰依いたします。 「正信念仏偈」の最初の... -
浄土真宗の救い|救われ難い私こそが目当てである御心に抱かれて
【仏説無量寿経に説かれる私への救いの物語】 法蔵菩薩因位時 在世自在王仏所 法蔵菩薩の因位の時、世自在王仏の所にましまして、 阿弥陀如来が、まだ因位の菩薩としての修行時代に、法蔵と名乗っておられた時、世自在王仏のもとで、 「帰命無量寿如来 南... -
世自在王仏の説法を聞いて、私たちの絶対の救いを誓われた法蔵菩薩
【世自在王仏は法蔵菩薩の決心にすべてを説かれました】 覩見諸仏浄土因 国土人天之善悪 建立無上殊勝願 超発希有大弘誓 諸仏の浄土の因、国土人天の善悪を覩見して、無上殊勝の願を建立し、希有の大弘誓を超発せり。 「讃仏偈」が終わったあと、「すべて... -
永遠のような時間をかけて私を救う仏様。決して他人事ではありません
【想像すらできないほどの時間をかけて考えられた私への救い】 五劫思惟之摂受 五劫思惟してこれを摂受す。 法蔵菩薩は、五劫という想像すらできないほどの時間をかけて願いを起こされました。 前の句では、法蔵菩薩のために世自在王仏はお浄土を建てるた... -
聞こえさせると重ねてお誓いの仏様。聞くことと信心の関係性とは?
【聞こえさせるとお誓いになられた阿弥陀如来のお救い】 重誓名声聞十方 重ねて誓うらくは名声十方に聞こえんと 四十八の願いを建てられた法蔵菩薩は、重ねて「わが名前、すなわち南無阿弥陀仏が十方世界の人々に称えられるように」とお誓いになられました... -
阿弥陀如来は光のおはたらきとなって私達を照らしご一緒くださります
【阿弥陀如来は十二の光のはたらきを放ちご一緒くださります】 普放無量無辺光 無礙無対光炎王 清浄歓喜智慧光 不断難思無称光 超日月光照塵刹 一切群生蒙光照 あまねく無量・無辺光、無礙・無対・光炎王、清浄・歓喜・智慧光、不断・難思・無称光、超日月... -
本願に誓われた私の救いのすべて。信心すら阿弥陀如来からの賜り物
【阿弥陀如来によって願われた南無阿弥陀仏一つの救い】 本願名号正定業 至心信楽願為因 本願の名号は正定の業なり。至心信楽の願(第十八願)を因とす。 阿弥陀如来の本願(御本意の願)が成就され、完成された名号南無阿弥陀仏こそが、お浄土に往生する... -
往生を定められた生き方|阿弥陀如来の願いに抱かれた尊い今を生きる
【お浄土に生まれて仏になる願いの中を生きさせていただきます】 成等覚証大涅槃 必至滅度願成就 等覚を成り大涅槃を証することは、必至滅度の願(第十一願)成就なり。 この世で仏になることが約束され、いのちが終える時にはかならずお浄土に生まれさせ... -
阿弥陀如来の救いを伝えるためにこの世にお出ましになられた仏様
【お釈迦さまの目的は阿弥陀如来の救いを伝えることでした】 如来所以興出世 唯説弥陀本願海 如来、世に興出したまふゆゑは、ただ弥陀の本願海を説かんとなり。 お釈迦さまがこの世にあらわれたのは、ただ阿弥陀如来のお救いを説くためであります。 ここで...