なぜか嫌われ者。ゴキブリの気持ちについて本気で考えてみる

嫌われることが多いゴキブリですが、実は救世主でした

もしも、みなさまの前を小さな生き物が「カサカサカサカサ」と走ってきたらどんな反応をしますか。

おそらくですが、

ぎゃ〜〜〜!!」と騒ぐ方が多いのではないでしょうか。

「カサカサ」というだけで嫌な顔をされる方が多いくらい人間に嫌われて生きています。

でも、ゴキブリはみなさまに悪いことをしているのでしょうか。

むしろ、ゴキブリは虫の死骸を食べて土に戻るそうなので頑張って地球を掃除してくれています。

救世主みたいじゃないですか!

それでも嫌われて、命を狙われてしまうんです。

一緒にゴキブリの気持ちを想像してはみませんか?

ゴキブリはみなさまに危害を加えていますか?

ゴキブリは人間に向かってくることはありません。それどころか、人間に会ったら見つからないように隙間に逃げていきます。

もしかしたら、ゴキブリは、

ぎゃ〜〜〜!!殺される〜〜〜!!助けて〜〜〜!!」

そうやって人間以上に騒いでいるのではないでしょうか。

あるいは、

「僕も犬や猫みたいにペットとして飼って欲しいよ〜〜〜」

というつらい思いを抱えているかも知れません。

よくよく考えてみますと、犬や猫やゴキブリは全く同じ命です。

しかし、私達は不条理に命の重みに差をつけています。

そのことが分かりやすく示されたあるアンケートがあります。

【ゴキブリが嫌な理由】どう考えても不条理な結果でした

ゴキラボさんが1000人の方に聞いたアンケート結果(ゴキラボさんのホームページより引用)によると、

ゴキブリを嫌いな人の割合は

93%でした。

嫌いな理由の1位と2位は「見た目」と「動き」で予想通りですが、3位は「生理的に受け付けない」ことでした。

すでに同じ命として扱っていないと感じました。

そして4位はビックリする理由でした。

「飛ぶから」

鳥が飛んでも嫌がらないのに、ゴキブリが飛ぶのは嫌いな理由になるんです。

身体の構造が飛べるようになってるんだから飛ぶのは当たり前ですよね。

人間が嫌いな理由で「喋るから」と言われているようなものです。

いかに不条理な理由でゴキブリを嫌っているか理解できたかと思われます。

だからこそ、みなさまと一緒に考えたいことがあります。

実は、ゴキブリも、人間も、同じく思い通りの命ではない

誰一人として「生まれたい」と思って生まれていません。気付いたら人間としての命を賜っています。

それはゴキブリも同じことです。

わざわざ人間に不条理に嫌われるゴキブリに生まれたのではありません。気付いたらゴキブリとしての命を賜っているのです。

それどころか、あなたの目の前にいるゴキブリがあなたの前世だった可能性もあります。

ゴキブリの命も人間の命も本当は平等です。命の重みに差を付けるべきではありません。

そう考えると、ゴキブリを嫌う生き方って冷たい生き方のように感じませんか。

お互いに苦悩を抱えて生きる尊い命なんです。

仏様からの視点も時には大切に。全ての命は同じ重みです

私達は勝手に命の重みに差を付けますが、仏様から見ればすべての命は全く同じ重さです。

全ての命を放っておけないのが仏様です。

私中心の目線で世の中を見るのではなく、一歩下がって「仏様から見れば」という視点に立つことで自分がいかに自己中心か知らされます。

だからこそ、

不条理に嫌われて、命を狙われて、それでも精一杯生きている。ゴキブリってすげぇやん!!マジで尊敬します!!

そんな視点を大切にできればと思うところです。