仏教の教えは生きる意味を教えてくれる
定期的に仏教学の勉強会を開催しております。
仏教の勉強と聞きますと難しい言葉の説明のように捉えられそうですよね。
しかし、「おこころよりそい寺」として開催している仏教学の勉強会は難しい言葉をなるべく用いないようにしております。
そして、実際に仏教を教えている高校や大学で使用されている教科書を参考にしながら、皆様が理解しやすいように工夫をしております。
仏教学は私たちに様々なことを教えてくれておりますので、仏教の勉強をすることで私たちの生き方も変化することがあります。
仏教を学ぶことで生きている意味そのものを客観視できる
少しだけ例を挙げてみますと、仏教の教えは私たちに生きている意味を教えてくれております。
実は、生きている意味を知らない方は多いです。
それは当然のことですよね。なぜなら、私たちは選んで生まれてきたのではないのですから。気付いたら人間としての命を賜って生きているのです。
そして、死ぬことはいけないことだと植え付けられている。
自分の人生を歩んでいるようで、植え付けられた価値観こそ正しいと思い込む人生を歩んでいることがあります。
仏教は、そのような私たちの姿そのものを客観視させてくれる視点を与えてくれます。
私目線の私ではなく、仏目線の私の姿を考えさせてくれます。
「自分こそ正しい」と無意識に思い込むのが人生であるからこそ大切な考え方ですよね。
仏教は避けることのできない苦悩について教えてくれます
生まれてきた限り、老いること、病になること、死ぬことを避けることはできません。
これは日常生活の苦労とは違ったお話です。
苦労は乗り越えることができます。しかし、苦悩は乗り越えることはできませんし、他者と共感し合うことも実はできないんです。
すべての方が孤独に抱えていかなくてはなりません。
しかし、苦悩を知らされることはつらく悲しいことばかりではないでしょう。
避けることのできないからこそ、如何に生きていくかを考えることができます。
仏教を聞かずに、苦悩の意味を知らなかったら、「また思い通りにならなかった!!」と歯痒い想いを抱えて活きることになります。
そのような真実を教えてくれる仏教を一緒に学んでみましょう。
浄土真宗が中心になる会もあります
「仏教学の勉強会」という名称ですが、仏教の中でも浄土真宗という教えに内容が中心になることがあります。
僕自身、浄土真宗という宗派のお坊さんなのでご了承ください。
浄土真宗という言葉に皆様はどのような印象をお持ちでしょうか。
僕は初めて「浄土真宗」と聞いた時に「ややこしいなぁ〜」と思いました。と言いますのも、多くの宗派は法相宗、華厳宗、天台宗、真言宗、曹洞宗のように3文字ですよね。しかし、浄土真宗は4文字もあります。
だから非常に難しい教えだと思っておりました。
しかし、浄土真宗は非常にわかりやすい教えです。
私たちの命を決して見捨てない仏様の心をそのまま聞かせていただいて仏にならせていただく。
たったそれだけです。
仏様の救いがそのまま私たちのよりどころとなり、わたしたちが生きていく指針にもなります。
非常に有難くも感じられる浄土真宗の教えをともに聞かせていただき、お互いにより良い人生を歩みましょう。
皆様の人生がより良くなる内容を中心にします
仏教学の勉強会での最も大切にしている事は皆様の人生がより良くなることです。
ただ勉強するのでもなく、ただ覚えるのでもありません。
そのような勉学のための勉強会ではなく、人生に活かせる内容を心掛けます。
お気軽にご参加いただければと思います。