皆様が生きやすくなる心理学の勉強会を開催しております
「おこころよりそい寺」として様々な勉強会を開催しております。
主に「仏教」「心理学」「傾聴力」の勉強会を開催しております。
すべての勉強会の目的は「皆様の人生が良くなる」ことです。 そして、その目的を達成することによって「皆様が生きやすくなる」という目的も同時に叶うでしょう。
このページでは、さまざまな勉強会の中でも、特に心理学の勉強会の内容を紹介していきます。
新たな視点や気づきを与えてくれるアドラー心理学がメインです
生きやすくなる心理学はたくさんありますが、現在はアドラー心理学をメインとしております。
アドラー心理学を学ぶことで、トラウマや他者からの承認欲求に縛られない思考法や行動が明確になると考えております。
実際に、アドラー心理学を提唱されたアルフレッド・アドラーも多くのトラウマを抱えながら生きておられた可能性があります。
※アドラー自身は「個人心理学」という名前を付けておりましたが、アドラーの死後に「アドラー心理学」という言葉が広まりました。
と言いますのも、アドラー自身は身長が154センチしかなかったと伝えられておりますし、劣等コンプレックス(劣等感によって卑屈に向かっていく状態)に関する言葉も残されております。
そんなアドラーが教えてくれる生きやすくなるヒントとして「課題の分離」という考え方があります。
生きやすくなるヒントを与えてくれる「課題の分離」という実践
【課題の分離】という考え方を実行できれば本当に生きやすくなります。
「私は課題の分離ができてるんですけど、相手が私の課題に入ってくるからつらいです」という相談を聞くことがあります。
実は、それは課題の分離が全くできておりません。 むしろ、相手の感情を自分に当てはめている状況ですね。
自分を正しいところに置いている苦しみは他者の正しさを認められないすがたです。
それは課題の分離ではなく、「私の課題通りになぜならない!!」と足掻いている状況です。 本当に課題の分離ができれば他者を責めることすらありません。
アドラーは「課題の分離」について次のように説明されました。
「馬を水辺に連れて行くことはできるが馬がその水を飲むかどうかは馬の課題である」
つまり、私たちがどれほど好きと思っていても、相手がこちらのことを好きと思うかどうかは相手の課題であります。
私たちが支配や操作をする事は絶対にできません。
しかし、私たちは他者を変えようと思って苦しみます。 そのような私たちだからこそ、この「課題の分離」という実践法だけで人生が楽になる可能性があるのではないでしょうか。
このように、「課題の分離」という実践法や「アドラーの5つの基本前提」は生きやすくなるヒントを与えてくれております。
【実践よりも理論】アドラーの5つの基本前提でより明確に
5つの基本前提についてはこちらのページに詳しくまとめております。
- 目的論
意識か無意識かは関係なく、人間の行動にはすべて目的があるという考え方 - 全体論
人間の心と体は分割できない全体としてとらえているという考え方 - 認知論(仮想論)
私たちは現実そのものではなく、現実を自ら意味づけ解釈しているという考え方 - 社会統合論(対人関係論)
人間は社会的な存在であり、絶えず影響を与えあっているという考え方 - 個人の主体性(自己決定性)
自分の行動を自分で決めることができるという考え方
アドラー心理学といえば、先に挙げた「課題の分離」や「勇気づけ」を連想される方が多いようです。
しかし、それらは実践論であります。何事も実践論を効果的にするためには理論が大切です。
そして、その理論として「アドラーの5つの基本前提」があります。
心理学の勉強会では、毎回この「アドラーの5つの基本前提」の内容を振り返った上で、理解しやすいように読書対話会で進めております。
【読書対話会】読書会と対話会のいいとこ取りだから学びになる
目指しているのは「読書対話会」であります。決して順番に読んでいくだけの「読書会」でも、感じたことを共有し合う「対話会」でもありません。
※「対話」について様々な意味がありますが、【おこころよりそい寺】での対話は「相手の意見の中にこそ本当の正解がある」という信念を大切にさせていただいております
心理学の書物を読んで、対話することで学びは数倍に広がります。
さらに、「読書対話会」では付いていけなくて置いてけぼりになる可能性は少なく、孤独を感じることも少ないでしょう。
興味のある方はお気軽にお問い合わせいただければと思います。